【2024年最新】企業ブランディングの成功事例12選!種類や成功のポイントを徹底解説
現代のビジネス環境では、自社商品・サービスが優れているだけでは、競合他社との差別化は図れません。
厳しい競争に打ち勝ち、購買率をアップさせるためには、独自のブランディングを構築することが必要不可欠です。
ブランド戦略は、企業や商品に対する消費者の印象を形成し、長期的な信頼関係を築くための有効な手段です。
そこでこの記事では、企業ブランディングの成功事例12選を徹底解説します。
また、企業ブランディングの種類や実際に成功するためのポイントを1つずつ詳しく紹介しています。
自社商品・サービスの売り上げアップ、定期購買率アップを狙っている方や、顧客へのアプローチ手法を学びたい方は是非本記事を参考にしてください。
ドローンショーの流れ
1.お問い合わせ
2.ロケハン
3.アニメーション制作
4.許可申請
5.リハーサル
6.ショー本番
ドローンショーの開催については、下のボタンよりお気軽にお問い合わせください。
・企業PRの概要
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・企業PRで成果が上がった事例
ブランディングとは?
ブランディングとは、製品やサービス、あるいは企業自体に対して、消費者が共通したイメージを抱けるようにすることで、企業の価値を高めたり、競争上の優位性を確立することを目指す活動です。
ブランディングは単なる製品やサービスの宣伝にとどまらず、企業の文化や顧客対応、その他のあらゆる企業活動に影響を与えます。
強力なブランドを構築するためには、すべての活動が一貫して行われ、ブランドのメッセージが反映されていることが重要です。
企業ブランディングの成功事例12選
ブランディングで成功するための正解はなく、その時代や成功事例から学ぶことがとても重要です。
そこでここでは、企業ブランディングの成功事例12選を詳しく紹介します。
この記事を読んで、ブランディングのイメージを掴んでほしいと思います。
富士急ハイランド|ドローンショー開催で観客数140%超え
国内で唯一、ドローンショー専用機体を開発し、実績No.1の株式会社ドローンショー・ジャパンは、富士急ハイランドが2024年8月10日(土)から15日(木)の6日間にわたり、開業60周年を記念して開催した『ドローン&花火ショー』の企画・演出を担当しました。
本ドローンショーを主催するのは、戦慄迷宮や数々のジェットコースターでおなじみの『富士急ハイランド』です。
この記念イベントでは、500機のドローンを使用し、60周年を祝うロゴや、人気のジェットコースター「FUJIYAMA」、そして『きかんしゃトーマス』に登場するキャラクターたちが、最新技術を駆使したドローンによって夜空に描かれました。
これにより、富士急ハイランドの60年にわたる歴史を振り返りながらも、未来への希望を感じさせる壮大なショーが実現しました。
富士急ハイランドでの初となるこの大規模なドローンショーの開催により、イベント期間中の来場者数は前年の同時期と比べて140%以上に増加し、記録的な成長を達成しました。
この成功は、遊園地などのレジャー施設における新たなエンターテインメントの可能性を示す、大きな一歩となりました。
Google|シンプルで直感的なデザインを活かし、新しいアイディアを取り入れる
Googleはソフトウェアサービスの分野で高い評価を受け、成功を収めています。
Googleはシンプルかつ直感的なデザインを活かし、ユーザーフレンドリーなサービスを提供する一方、常に新しい技術やアイデアを取り入れています。
これらの取り組みにより、Googleは革新のリーダーとしてのブランドイメージを確立し、ユーザーから高い信頼とロイヤルティを得ることに成功しています。
Apple|製品が使用されているストーリー形式でプロモーション
Appleは、その革新的で洗練されたイメージを消費者に強く印象づけた成功例の一つです。
Appleは他の企業に先駆けて最新技術を取り入れ、高品質かつシンプルなデザインの商品を次々と市場に投入しています。
さらに、Apple製品が実際に使用されている様子をストーリー形式で紹介するプロモーションを行うことで、消費者にApple製品の魅力や可能性を効果的に伝えています。
このように、Appleの事例は、革新的で洗練されたライフスタイルを提案するブランドイメージを作り上げ、同時にステータスシンボルとしての地位を確立した優れたブランディングの一例として挙げられます。
コカ・コーラ|『楽しさ』や『幸福感』を引き出す広告戦略
コカ・コーラは、世界中で認知されている有名なBtoCブランドであり、『楽しさ』や『幸福感』を引き出すための広告戦略で高く評価されています。
その広告では、家族や友人と一緒に楽しい時間を共有する場面がよく登場し、コカ・コーラがそのような幸せなひとときをサポートする役割を果たしているというメッセージが伝えられています。
ロート製薬株式会社|関東・関西でドローンショーを実施し、SNSで話題に
国内で唯一、ドローンショー専用機体を開発し、実績No.1の株式会社ドローンショー・ジャパンは、2024年3月22日にドローン500機のドローンショー『ロート・目の愛護ショー in TOKYO』を開催しました。
本ドローンショーを主催するのは、医薬品や化粧品を中心に美と健康をお届けする『ロート製薬株式会社』です。
今回のイベントでは、花粉が飛び交う時期に、目の健康に対する意識を高めるためのドローンパフォーマンスが実施されました。
500機ものドローンが織り成す幅100メートルを超える巨大な目のイメージが夜空に浮かび、花粉症対策に関連した目薬や、健康的な食事の提案がユーモラスに描かれました。
ロート製薬のドローンショー
— Rosarinn (@rosarinn) October 19, 2023
「ハト」の群れが台数の都合上カタカナになったっていうの好きhttps://t.co/OvVazd1X09 pic.twitter.com/Mn7NyVQvWw
本イベントは、関西・関東の両方で開催されており、X(旧Twitter)などのSNSで多くのユーザーにドローンショーの様子が拡散されるなど注目を集めました。
ユニクロ|シンプル・機能性・リーズナブルな価格でブランドイメージ確立
ユニクロは、「シンプルさ」「機能性」「手に取りやすい価格」をブランドのキーワードとして掲げています。
流行に左右されず、長く愛される定番商品に注力している点がユニクロの大きな特徴です。
ユニクロの定番商品は幅広い年齢層に支持され、大量生産が可能で、その結果コストも削減されます。
さらに、毎年少しずつ商品を改良し、生産プロセスの効率化を図ることも、定番商品の強みになっています。
ユニクロはこのように、ベーシックな服を中心としたコンセプトを掲げることで、コスト削減と品質向上を同時に達成しています。
こうした取り組みを通じて、ユニクロは「シンプルで機能的、かつ手に取りやすい価格の製品を提供するブランド」というイメージを確立しています。
サントリー|環境保護への取り組みに力を注ぎ地位を確立
サントリーは、環境保護への取り組みに力を注ぐ企業としての地位を確立しています。
同社は2005年から「水と生きる」というキャッチフレーズを掲げており、この言葉には、成長を続けながらも柔軟であり、環境保全に力を入れる企業姿勢が込められています。
サントリーは、このスローガンに基づき、環境に対する取り組みを外部機関の認証を通じて確認・評価してもらうことに積極的です。
その結果、2020年のESGブランド調査では、日本企業の中で総合2位にランクインし、環境や社会、ガバナンスの視点から高い評価を受けました。
このように、効果的なスローガンを掲げ、企業の活動と連携させることで、サントリーは環境保護に注力する企業としてのブランドイメージを強固なものにしています。
ダイソン|ユーザー視点に重点を置き製品開発
ダイソンは、革新的で高性能な製品を提供する企業として、強いブランドイメージを確立しています。
このブランドの確立において、ダイソンは特にユーザー視点に重点を置いており、その姿勢が広く認識されています。
例えば、創業者ジェームズ・ダイソンは、最初の掃除機の開発中にユーザー満足度を追求し、なんと5,127台もの試作品を製作したことで知られています。
このような徹底した品質へのこだわりにより、ダイソンは製品の価値をユーザーに提供できるという信頼性を築き、その結果、ブランドイメージを強化できました。
NIKE|質の高い製品をアスリートに提供し、信頼を得る
NIKEは、パフォーマンス、革新、そして挑戦の象徴として世界中で広く知られています。
最新技術を駆使し、質の高い製品をアスリートに提供することで、NIKEはトップレベルのスポーツブランドとして多くの信頼を得ています。
これにより、常に高いパフォーマンスを発揮するブランドとしてのイメージが強調されています。
さらに、社会的課題への取り組みもNIKEの特徴の一つです。
これらの問題を反映したプロモーション活動を通じて、ブランドの革新性を打ち出しています。
また、「Just Do It」というスローガンは、挑戦することの重要性を訴えるメッセージであり、社会的活動を通じて、消費者との強い絆を形成しています。
湖池屋|『楽しさ』と『創造性』を基軸に独自のブランドイメージを確立
湖池屋は、日本を代表するスナック菓子メーカーとして、『楽しさ』と『創造性』を基軸に、独自のブランドイメージを確立してきました。
常に新しいフレーバーや独自の食感を提供することで、消費者に驚きや楽しさを届けています。
また、湖池屋のパッケージデザインもブランドイメージを強化する重要な役割を果たしています。
鮮やかでユニークなデザインのパッケージは、消費者の目を引き、商品の魅力や楽しさをしっかりと伝えることに成功しています。
これらの要素が相まって、湖池屋は楽しさと創造性の象徴として、多くの消費者に強く支持されるブランドとなっています。
ニューヨーク・タイムズ|調査報道や専門家の視点を含めた価値の高いコンテンツ発信
ニューヨーク・タイムズは、単にニュースを発信するだけではなく、調査報道や専門家の視点を含めた価値の高いコンテンツを提供することにより、読者に独自の価値を届ける戦略を展開しています。
さらに、ニューヨーク・タイムズはデジタルメディアの分野にも積極的に取り組んでおり、ユーザーが使いやすく、豊富な情報を得られるオンラインメディアを提供することで、読者から高い評価を得ています。
ハーレーダビッドソン|顧客同士が交流できるコミュニティ作り
ハーレーダビッドソンは、単なるバイクメーカーにとどまらず、自由や冒険、そしてアメリカの精神を象徴するブランドとして確立することに成功しました。
このブランドを構築するために、ハーレーダビッドソンは、製品デザインやマーケティングメッセージに工夫を凝らすだけでなく、顧客同士が交流できるコミュニティ作りにも積極的に取り組んできました。
所有者のクラブやイベントを通じて、オーナー同士がつながり合い、人間関係を築くことで、ブランドの魅力をさらに高めています。
企業ブランディングの種類
ここでは、企業ブランディングの種類を紹介します。
それではここから、企業ブランディングの種類を1つずつ詳しく解説します。
1.BtoBブランディング
BtoB(ビジネス・トゥー・ビジネス)ブランディングとは、企業が他の企業を顧客とする市場におけるブランド構築のことを指します。
この場合、製品やサービスの機能、信頼性、コスト面での効率性、さらにはアフターサポートが重要視されます。
さらに、企業同士の取引においては長期的な信頼関係が必要とされるため、安定性や信用性をアピールすることも欠かせません。
2.BtoCブランディング
BtoC(Business-to-Consumer)ブランディングとは、企業が直接的に一般消費者に対して行うブランディング活動のことです。
このBtoCブランディングを通じて、企業やその製品・サービスの認知度を高め、消費者からの信頼やロイヤルティを獲得できます。
特にBtoCブランディングでは、消費者の感情やライフスタイル、価値観に訴える手法が有効とされており、Appleが新製品発表会WWDCのようなストーリーテリングやライフスタイルを意識したマーケティングが効果的です。
消費者が商品やサービスを選ぶ際には、機能や価格だけではなく、そのブランドが自分のライフスタイルや価値観に合っているかどうかも重要な要素として考慮されます。
そのため、BtoCブランディングでは、BtoBブランディングと異なり、消費者に強く訴求するブランドイメージを作り上げ、感情的なつながりを形成することが重要です。
これにより、消費者のロイヤルティを高め、リピート購入を促進し、最終的には企業の収益向上にも寄与します。
3.商品ブランディング
商品ブランディングとは、特定の商品に焦点を置いたブランディング手法の一つです。
消費者に対して、その商品の特徴や利点、さらには価値をわかりやすく伝えることを目指します。
商品名やパッケージデザイン、広告活動を通じて、商品の認知度や魅力を高めることにより、競合他社の商品との差別化を図ることを主要な目的としています。
4.インナーブランディング
インナーブランディングとは、主に従業員をはじめとした企業内部のステークホルダーに対して行うブランディング活動を指します。
一般的には、企業が消費者に対して抱かせるイメージを形成するアウターブランディングが注目されがちですが、社内向けのブランディングも非常に重要です。
企業のビジョンやミッション、価値観を従業員にしっかりと伝え、共感を得ることで、従業員がブランドの理念を行動や意思決定に反映させやすくなります。
これによって、外部に対して一貫性のあるブランドメッセージを発信する基盤が整うだけでなく、従業員のモチベーション向上にも繋がります。
5.アウターブランディング
アウターブランディングとは、企業が顧客や取引先、投資家などの外部ステークホルダーに対して行うブランディング活動を指します。
その主な目的は、企業やその製品・サービスのイメージを作り上げ、さらに強化することです。
これにより、ブランドの認知度や好感度が向上し、結果的に売上や企業価値の向上に繋がります。
こうした取り組みは、長期的な事業成長にも繋がる重要な要素となります。
次に紹介する4つのブランディングは、アウターブランディングの代表的な例といえます。
企業ブランディングで成功するポイント
ここでは、企業ブランディングで成功するポイントを紹介します。
それではここから、企業ブランディングで成功するポイントを1つずつ詳しく解説します。
1.ターゲット層を選定する
企業ブランディングを進める際に、最初に重視すべきことは、ターゲット層の明確化です。
ターゲット層を正確に定めることで、顧客のニーズを理解し、それに応じた魅力的なブランドイメージを構築することが可能になります。
例えば、若者を対象にした企業は、エネルギッシュでカラフルなデザインや音楽を活用したプロモーションを通じて、ターゲット層に対して効果的にアプローチできます。
反対に、中年層を対象にした商品を販売する企業などは、価格だけではなく、品質や信頼性・ライフステージに合わせた具体的な提案が効果的です。
2.カスタマーエクスペリエンスの向上
カスタマーエクスペリエンスの向上は、企業がブランディングを成功させるために欠かせない要素になります。
顧客が商品やサービスを利用する際の体験は、企業のブランドイメージに大きな影響を与えます。
たとえば、顧客が商品やサービスを購入・利用する際に、心地よい体験を提供することで、企業は顧客の信頼と支持を得られます。
さらに、顧客からの意見やフィードバックを反映させることで、顧客満足度をより高めることが可能です。
3.ブランドアイデンティティを明確化する
企業ブランディングを成功させるには、まずブランドアイデンティティをはっきりと定義することが大切です。
ブランドアイデンティティとは、企業が自社の商品やサービスを通じて顧客に伝えたい印象やメッセージのことを指します。
例えば、「高級感」「品質」「エコフレンドリー」などの要素を自社商品やサービスに取り入れることで、企業のブランドアイデンティティをより明確に表現できます。
4.デザイン戦略を徹底する
デザインの戦略は、企業のイメージを効果的に作り上げられることから、ブランディングにおいて非常に重要な役割を果たします。
例えば、ロゴやパッケージのデザインを工夫することで、企業の特徴をより鮮明に表現できるため、顧客に対して視覚的にアピールできます。
さらに、デザイン戦略は、競合他社との差別化を図るためにも不可欠な要素となります。
5.顧客とのコミュニケーションを取る
企業のブランドイメージ構築において重要な役割を果たすのが、コミュニケーション戦略です。
例えば、ウェブサイト、SNS、メールマーケティングなど、多様な手段を活用して、顧客と効果的にコミュニケーションを取ることが重要になります。
さらに、企業の理念や価値観を顧客に伝達する際にも、このコミュニケーション戦略が大きな意味を持ちます。
まとめ
この記事では、企業ブランディングの成功事例12選を1社ずつ詳しく解説しました。
また、企業ブランディングの種類や成功するためのポイントも紹介しています。
企業のブランド戦略は、企業イメージの確立において極めて重要な役割を果たします。
ブランド戦略を成功させるためには、ターゲット市場の選定やブランドアイデンティティの明確化、競合との差別化を図ること、デザインの統一感を持たせる戦略、そして顧客とのコミュニケーションを重視する方針が必要です。
具体的な施策としては、ロゴやスローガン、パッケージのデザインなどがあり、これらを通じて企業の個性を伝えることが重要です。
さらに、顧客との適切なコミュニケーションを通じて、満足度を向上させることが不可欠です。
企業ブランディングで成功するためには、顧客のニーズと時代にあったPR手法・戦略を立てることが重要で、顧客に価値を提供することで自社商品やサービスの購買・定期購入に繋がります。
ブランディングにおいて、何から手を付けて良いか分からない方は、企業の成功事例を参照し、自社オリジナルのブランディング戦略を立てましょう。