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アメリカではどんなドローンショーが開催されている?5つの開催事例を紹介

ドローンショーとはLEDライトを搭載したドローンをコンピューター制御で動かし、花火・レーザー、また企業PRなどさまざまな映像を流す注目のエンターテイメントイベントです。

ドローンショーは2015年にアメリカのインテル社がドローンを打ち上げるイベントを開催したことで、その存在が一躍知られるようになりました。

ドローンショーの本場アメリカではどんなドローンショーが開催されているのでしょうか。

この記事ではアメリカのドローンショー開催事例を、口コミや映像と共に紹介します。

この記事でわかること
  • アメリカのドローンショーについて
  • アメリカのドローンショー5事例を紹介

1.お問い合わせ

2.ロケハン

3.アニメーション制作

4.許可申請

5.リハーサル

6.ショー本番

ドローンショーの開催については、下のボタンよりお気軽にお問い合わせください。

ホリデードローンライトショー

このドローンショーの詳細は以下の通りです。

イベント名ホリデー ドローン ライトショー
開催日時2020年12月4日〜20日
開催場所アメリカ国内8カ所
運営会社インテル社
ドローン台数1,000機

インテル社創業50年を祝うために開催されたイベントが、ホリデードローンショーです。

以下8カ所で開催されました。

ホリデードローンショー開催場所
  • Kansas Speedway(カンザス州カンザス・スピードウェイ)
  • Dallas at the Cotton Bowl(テキサス州コットン・ボウルスタジアム)
  • San Antonio Texas at Six Flags Fiesta Texas(テキサス州シックス・フラッグス・サン・アントニオ)
  • Doswell Virginia at Kings Dominion(バージニア州キングス・ドミニオン)
  • Phoenix at Phoenix Raceway(アリゾナ州フェニックス・レースウェイ)
  • Charlotte at Carowinds(ノースカロライナ州&サウスカロライナ州カロウィンズ)
  • Sacramento California at Sleep Train Arena(カリフォルニア州スリープ・トレイン・アリーナ)
  • Fayetteville Arkansas at 112 Drive-In(アーカンソー州112ドライブイン)

ドローン台数1,000機を使用し、夜空に球体や人、動物などさまざまな形を浮かび上がらせ、最後に「Intel50」の文字が大きく映し出されました。

以下、口コミを紹介します。

Happy Birthday. Thanks to all at Intel for 50 yrs of awesome products that have had a positive impact on my life.

(訳:お誕生日おめでとう。私の人生にいい影響を与えてくれる素晴らしい製品を50年間にわたって提供してくれたインテル社の皆さんに感謝します。)

出典:Youtubeコメント

50年間もインテル社のさまざまな製品を使い続けたユーザーを、さらに感動させる技術をインテル社が提供できることに驚きます。

Hanabi in future

(訳:未来の花火だ)

出典:Youtubeコメント

ドローンが描く映像は、規則正しく美しく「まるで未来の花火大会のようだ」というコメントです。

この口コミは本場の花火を知る日本人から投稿されるくらい、ドローンで描く花火は本物の花火を超える美しさだったことがわかります。

ホリデー ドローン ライトショーは、インテル社の技術とパフォーマンス力の高さをアピールするのに大成功のイベントでした。

Star Wars Drone Light Show

このドローンショーの詳細は以下の通りです。

イベント名Star Wars Drone Light Show(スターウォーズライトショー)
開催日時(開催場所)2021年8月21日
開催場所Oakland Coliseum(オークランドコロシアム)
運営会社Sky Element
ドローン台数200機

野球チームオークランドAがニューヨークヤンキースと対戦した後、Star Wars Drone Light Showがファンに向けて開催されました。

ドローンショーでは、R2-D2やヨーダなどスターウォーズおなじみのキャラクターが登場し、会場を大いに盛り上げました。

以下、口コミを紹介します。

That’s incredible. I can’t believe how much work they programmed the drones.

(訳:信じられない。どれだけの労力を使ってドローンのパフォーマンスをしたのか。)

出典:Youtubeコメント

描き出されたキャラクターがあまりにも鮮明で、正確だったため、観客が驚いたという口コミです。

That’s amazing! Just imaging what they’ll be able to do in the future….3d movies that fill the sky, and stuff

(訳:すごい! 将来何ができるかを想像するだけで….空を埋め尽くす3D映画など。)

出典:Youtubeコメント

ドローンの技術が素晴らしいため「今できないことでも、将来できるようになるかもしれない」と予感するコメントです。

このように世界中で愛されるキャラクターも簡単に正確に描けるドローンは、将来的にドローンショーだけでない新しいエンターテイメントを創造できる可能性を秘めています。

Caesars Palace Drone Show LAS VEGAS Formula 1 Grand Prix Launch Party

このドローンショーの詳細は以下の通りです。

イベント名Caesars Palace Drone Show LAS VEGAS Formula 1 Grand Prix Launch Party(シーザーパレスドローンショー・ラスベガスF1ローンチパーティ)
開催日時(開催場所)2021年8月21日
2022年11月5日
開催場所Las Vegas Caesars Palace(ラスベガスシーザーズパレス)
運営会社不明
ドローン台数200機

ラスベガスの4つ星ホテルシーザーズパレスで、F1グランプリ(the Formula 1)開催を祝いローンチパーティーが行われ、夜のパーティータイムで「ドローン・ショー」が披露されました。

たくみにプログラミングされたドローンが、カジノの建物やロサンゼルスGP紹介を映し出した後サイコロの形からF1マシンへと変化し、ロサンゼルスGPのコースレイアウト映像でショーはファイナルを迎えました。

以下、口コミを紹介します。

I was there for this.

(訳:僕はそのショーを見るためにそこに行ったよ。)

出典:Youtubeコメント

ドローンショーの演出を見るために、パーティーに参加したという口コミです。

このように近年スポーツイベントでは、観客をより盛り上げイベントに注目を集めるために、ドローンショーも開催する主催者が増えてきています。

We’re living in the future.

(訳:私たちは未来に住んでいるようだ。)

出典:TikTok

翌年、2回目のF1ローンチパーティ時に同じ演目でドローンショーが行われました。

TikTokのコメント欄には未来を感じたという口コミが並んでいることからも、スポーツイベントの感動だけでなく、ドローンショーでも観客が感動していることがよくわかります。

トップガンをオマージュしたドローンショー

プレストン・ウォード氏の個人宅をライトアップし、映画「トップガンマーベリック」公開を記念したドローンによるオマージュショーを開催しました。

このドローンショーの詳細は以下の通りです。

イベント名トップガンをオマージュしたドローンショー
開催日時(開催場所)2022年11月27日
開催場所テキサス州ケラー(個人男性の自宅)
運営会社Sky Element
ドローン台数400機

アメリカのSkyElement社協力の元、トップガン主演トム・クルーズのトレードマークであるサングラスや戦闘機をドローンで夜空に表現し、プレストン氏自宅のクリスマスイルミネーションとのコラボによる幻想的なショーを展開しました。

以下、口コミを紹介します。

That’s soooo cool!! Would love to see it live!

(訳:すごくかっこいい!!!生で見てみたかった!)

出典:Youtubeコメント

Sky Element社勤務のウォード氏は自宅でショーを撮影後、自身のYouTubeに映像を公開したため観客はおらず、世界中の人から「生で見たかった!」という感想が寄せられました。

So very cool. Someone from universal or Disney needs to call you to do light shows at the theme parks.

(訳:とてもクールです。ユニバーサルまたはディズニーの誰かが、テーマパークでライトショーのためにあなたに電話するべきです。)

出典:Youtubeコメント

自宅でのショーにもかかわらず、ドローンショーの完成度があまりに高いため、有名テーマパークでもドローン操作して欲しいという口コミです。

技術と場所があれば、個人の自宅上空でも開催可能なドローンショーを実際に見て、将来ますますドローンはさまざまな場所で利用されると感じます。

スーパーボウル(Super Bowl LI)のハーフタイムショー

アメリカ最大のスポーツイベントとも言える、スーパーボウルのハーフタイムショーでもドローンショーが開催されています。

有名歌手レディー・ガガの登場に合わせ、オープニングでインテル社のShooting Starドローン300台を使い、青・赤・白のLEDで星条旗を表現しました。

このドローンショーの詳細は以下の通りです。

イベント名スーパーボウル(Super Bowl LI)のハーフタイムショー
開催日時(開催場所)2017年2月5日
開催場所テキサス州NGRスタジアム
運営会社Intel社
ドローン台数300機

素晴らしいと話題だったハーフタイムショーですが、実は試合当日スタジアムから半径34.5マイル(約55.5キロ)圏内でドローンは飛行禁止区域となっていたため、このオープニングショー映像は事前に撮影されたものでした。

以下、口コミを紹介します。

The years go by and Gaga continues to be the BEST HALFTIME EVER.

(訳:時が経ってもレディ・ガガは最高のハーフタイムショーパフォーマーであり続けるでしょう。)

出典:Youtubeコメント

レディ・ガガのドローンとのコラボによるオープニング映像やパワフルな歌声とダンスによるショーは、これからも1番と言われ続けるだろうという絶賛の口コミです。

STILL ONE OF THE MOST ICONIC AND AMAZING SUPER BOWL PERFORMANCES OF ALL TIME!!!

(訳:史上最も象徴的で驚くべきスーパーボウルのパフォーマンスの1つです!!!)

出典:Youtubeコメント

レディ・ガガとドローンショーによるパフォーマンスは今までのショーの中で、1番の驚きだったというコメントです。

以上の口コミからも、アーティストたちが最も力を入れたパフォーマンスすると言われるスーパーボールハーフタイムショーで、ドローンショーも併せた演出を取り入れると、さらにパフォーマンスのクオリティが上がることがわかりました。

まとめ

ドローンショーの本場アメリカで行われた5つのドローンショー事例を紹介しました。

まとめ
  • アメリカで2015年にインテル社が自社技術で初めてドローンショーを開催した
  • インテル社が創業50周年を祝うために開催したドローンショーが「ホリデードローンライトショー」
  • メジャーリーグの試合後に開催されたドローンショーが「Star Wars Drone Light Show」
  • F1グランプリ(the Formula 1)開催を祝いラスベガスの4つ星ホテルシーザーズパレスで開催されたドローン ショーが「Caesars Palace Drone Show LAS VEGAS Formula 1 Grand Prix Launch Party」
  • ウォード氏の個人宅で開催されたドローンショーが「トップガンをオマージュしたドローンショー」
  • 2017年レディ・ガガのオープニングアクトで開催されたドローンショーが「スーパーボウル(Super Bowl LI)ハーフタイムショー」

その他にもアメリカでは、さまざまなイベントでドローンショーが開催されています。

どの映像を見てもドローンが描く映像の規模感、正確さに驚くこと間違いなしです。

感動間違いなしの本場アメリカドローンショーをぜひ映像で体感してみてください。