東京オリンピック開会式で行われたドローンショーの運営会社や機種を解説!
まだ記憶に新しい東京オリンピック、無観客の中でもたくさんの人々がオンラインでオリンピックを楽しめ、人々を魅了した非常に素晴らしい内容でした。
その中でも圧巻だったのが、開会式で行われたドローンショーです。
このドローンショーは、最新テクノロジーを体験できる内容で、驚きを隠せないものでした。
このショーでドローンの概念が大きく変わった人も多くいるでしょう。
そこで今回は、圧巻の演出を披露したドローンショーの内容や運営会社、使っているドローン機種を徹底解説していきます。
ドローンショーの流れ
1.お問い合わせ
2.ロケハン
3.アニメーション制作
4.許可申請
5.リハーサル
6.ショー本番
ドローンショーの開催については、下のボタンよりお気軽にお問い合わせください。
・東京オリンピックで使われたドローンショーの詳細
・ドローンショーの仕組み
・ドローンショーで使われた機体
東京オリンピック開会式のドローンショーをおさらい
まずは東京オリンピックの開会式で行われたドローンショーを改めて見てみましょう。
最初は無数のドローンが上空を舞い、集まって球体になります。
その後部分的に色が青になり、地球を再現して回転する、という内容です。
やはり改めて見ても壮観で、魅了されるショーと言えます。
初見ではCGだと勘違いしてしまうレベルの精密さで、本当にドローンでこのショーを実現しているのか疑ってしまうほどのクオリティです。
当日の開会式ではこのショーを見にきた多くの人が、驚きながらもスマホで動画を撮影していました。
このドローンショーを見ると分かる通り、何百機もあるドローンがとても細かな動きをしており、全て狂いなく動いています。
映像でも非常に素晴らしいショーですが、実際に見にいった時の臨場感や迫力は凄まじいものだったと推測できるでしょう。
幻のプログラム!?リハーサルではピクトグラムもドローンで表現!
なんとリハーサルでは、東京オリンピックで注目されていたピクトグラムもドローンで再現されていました。
リハーサルの様子を動画に収めている人もいるので映像で確認することはできますが、このピクトグラムをリアルタイムで見れた人はラッキーと言えるでしょう。
このドローンで再現されたピクトチャットはなんと50種類。
次々に変化していくピクトグラムに魅了されること間違いありません。
これほど高いクオリティでピクトグラムを再現できたのに、なぜリハーサルでしか披露しなかったのか、その真相は明らかになっていないません。
リハーサルでしか披露しなかったこともあり「幻とも呼ばれているドローンピクトチャットをオリンピックで見たかった」と思う方も大勢いるでしょう。
このような技術がこれからより浸透していくことで、ドローンのエンターテイメントへの利用がより広がっていくと予想されます。
東京オリンピックで行われたドローンショーは米Intelの「Shooting Star」システム
このドローンショーは、Intel社が開発した「Shooting Star」というシステムで動かしています。
Shooting Starシステムは、プログラミングされているドローンを自動で動かすシステムで、後ほど解説しますがドローン本体もIntel社が開発している物が使用されています。
IntelといえばパソコンのCPUのイメージを持つ方も多いと思いますが、ドローンビジネスでも大きな成功を収めています。
また、Shooting Starシステムを使ってドローンを飛ばす際、PCを操作していたのは1人だけと報道されています。
これは、あらかじめプログラミングを組むことで何千機ものドローンを一斉に操れるShooting Starシステムが、いかに完成されたシステムかを証明してます。
このShooting Starシステムは、今後も大きなイベントで使われていくでしょう。
そもそもドローンショーの仕組みは?
ドローンショーの仕組みはどうなっているのか、この部分に関しても徹底調査しました。
ショーに使われるドローンは数百〜数千の機体使用されており、ドローンにはLEDライトが搭載されています。
無数のドローンは人がリモコンで操作していると思いがちですが、実際はプログラミングによる自動操作により管理されショーを形成しています。
ドローンショーは煙が出ない花火とも言われており、環境にも良いエンターテイメントとして注目を集めています。
花火という文化はこれからも無くならないと思いますが、ここから先の未来はドローンショーが風物詩になってもおかしくないでしょう。
ドローンショーに用いられたドローンの機体数は1,824機!
東京オリンピックの開会式に使われたドローンの機体数は、なんと1,824機。
2019年に開催された東京モーターショーでは、500機のドローンを用いてドローンショーを開催しましたが、東京オリンピックはこのモーターショーの約4倍近い機体が使われており、大規模で行われたドローンショーであることがわかります。
これほどの数のドローンを使用してドローンショーを実現していると知るだけでも、更にショーを楽しめるでしょう。
ちなみに現在最も多くのドローンを使用したドローンショーは、中国共産党100周年記念イベントで披露されたドローンショーで、飛行したドローンはその数なんと5,200機。
今後各地でドローンショーが行われる際には、何台のドローンが使われたのか調べてみるのも楽しみ方の1つとしておすすめです。
ドローンショーに使用した機体はIntel性のPremium Drone
東京オリンピックの開会式では「Premium Drone」というドローンが使われました。
このPremium Droneは、先程システムの解説の時にも触れましたが、Intel社がシステムと開発の両方を作り上げています。
Intel社の「Premium Drone」は15センチで340グラムと軽量であるにもかかわらず、耐風性能もしっかりしているドローン機体です。
機体にはLEDライトが4つ搭載されており、このライトのおかげで花火のような綺麗な模様を再現できます。
現時点でも優秀なドローン機体ですが、今後は発色する色を増やしたり大雨や風が強い環境下でも飛ばせるように改良したりしていく予定ですので、今後の更なる進化にも期待したいところです。
東京オリンピック以外のIntel社でのドローンショー事例は?
2018年の平昌オリンピック開催時にも、Intel社によるドローンショーが行われました。
この時使用された機体数は1,218台で、当時のギネス記録に認定されています。
その後、2019年には「東京モータショー」で白鳥や天体を披露して会場を沸かせることに成功したり、同年のアメリカで行われたアメフトの「ハーフタイムショー」でもドローンショーを大成功させています。
これからは5Gの実装が進むので、ドローンへの転用が進めば更にドローンショーの需要も高まっていくでしょう。
まとめ
今回は東京オリンピックで行われた、ドローンショーについて詳しく解説しました。
・東京オリンピックのドローン機体とシステムはintel社が開発
・ドローンショーで使われた機体は1,824機
・ドローンの操縦はプログラミングでの自動操縦
東京オリンピックの開会式でひろうされたドローンショーにより、ドローンについての概念が大きく変わった人もいるのではないでしょうか。
ドローンショーだけに限らず、今後はドローンを活かしたサービスも展開されていくでしょう。
今後ドローンの利用によりどのような未来がやってくるのか楽しみにしながら、このようなドローンショーが開催される際にはぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。